NiranjanaSewaSanga
School for poor children in Sujata village, Bodh-Gaya, INDIA インドの貧しい子どもたちのための学校&孤児院を支援するNPO
==========ニランジャナセワサンガ(NPO)========== 〒550-0014大阪市西区北堀江1-3-7倉商ビルB1F インドレストランShama内 TEL/FAX:06-6536-6669 ===========================================
農業と出稼ぎ 〜水の重要性〜
ニランジャナスクール周辺の村人の大半は農業で生計を立てています。 そのなかでも貧しい何割かの人々は土地を所有せず地主のもとで小作人として、 あるいは日雇いで働いています。そのような状況下で子どもたちは 苦しい家計を支える労働力として幼い頃から働かざるを得ません。 特にビハール州は乾燥地帯のため乾季に雨が降らないことがさらに事態を深刻にします。 川の水が完全に涸れ果てるため、地下水を汲み上げるしかないのですが、 灌漑設備をもたない貧しい人々は雨水で作物を育てます。 収穫期までコンスタントに適量の雨が降らなければ、 せっかく育ちつつある小麦や米も途中で全部枯れ果ててしまいます。 地下から水を汲み上げるためのウォーターポンプ(灌漑用井戸)さえあれば… 毎年どれだけの人々が餓死せずに済むことでしょうか。しかし灌漑用井戸を設置するためには 1機あたり150万円必要です。家族が今晩食べるための米代を稼ぐために畑に出ている子ども達。 学校にも行けません。何日も満足に食べることができず空腹で勉強に集中できない子どもたち。 彼らには勉強する権利がないのでしょうか。ニランジャナスクールではせめて子ども達が 勉強に集中できるよう、お昼だけでも給食制度にすることが今後の課題ですが、 現状の資金不足の中では実現できていません。==出稼ぎ== 仕事のない村人達がたくさんいます。地主のもとで小作人として働いても まったく労働に見合った対価を得ることができません。そのような労働も、 繁忙期だけの、いわば短期アルバイトのようなもので、常に仕事があるわけではありません 。そこで家族の元を離れ出稼ぎに大都市へ出る人々が多くいます。ですが本来、村の農業を守り、 自給をすることがどれだけ人々の生活を、本来の意味で豊かにすることでしょうか。人々が水を手にし 、荒れた土地を豊かに耕作し、家族がその土地で食べていけるだけの農業の発展は必須といえます。
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